Evidence / Insight / Practice

一定値のデータでも、更新が続いているか確かめる

電気自動車から遠隔収集したバッテリデータを活用した容量推定サービスの開発-多様な電気自動車に対する既提案方法の適用可能性の評価-

電力中央研究所 グリッドイノベーション研究本部、関西電力原典公表:確認:
電力データ・DX蓄電池・柔軟性小売・需要家

要点

確認した内容

EVバス2台の容量推定で、更新されないデータを定電流充電と区別できず、容量を134kWhと算出した異常例があった。分析区間の終点を直すと43kWhとなり、研究者は車載器の通信線がOFFになった際にデータ送信を止める修正を示した。

電力実務への示唆

EVや蓄電設備の遠隔データを使う際は、値の範囲に加え、更新の有無、欠測、通信状態を点検する。容量推定の前に残量の算出方式と充電区間を確認し、同じ値が続く理由を実際の一定状態と未更新に分ける。

資料種別研究報告
研究の方法実施者による報告
根拠の種類・対象EVバス2台から電圧・電流・残量を1秒間隔で遠隔収集し、充電区間の容量推定と異常値の原因分析を実施。通信状態とデータ更新を確認して端点・送信処理の修正を検討した実施者による報告。
収録区分基礎研究
判断に使う業務共通基盤・業務効率、需給最適化
作成者・受託者名雪琢弥、園田敏雄
資料識別子GD25023
公表上の注意基礎研究
実務との接点電力事業に直接
担当業務調達・需給、商品企画・営業、経営企画・事業開発
公表日の確認公式報告書検索一覧の掲載日2026-04-17。本文と詳細ページの発行年月は2026年4月。データ収集期間は2020-12-22〜2025-08-31。取り上げた異常例は2023-10-15。本文の約3,000日という表現は、初度登録からの経過時間を含むため連続収集日数へ置き換えない。
原典の該当箇所p.2〜5(PDF8〜11頁)、表2-1・2-2、図2-5〜2-9;p.6〜9(PDF12〜15頁)、図3-1〜3-10・式3-1;p.9〜11(PDF15〜17頁)、図3-11・3-12
日本で使う条件国内のEV充電支援や蓄電リソース管理で、遠隔データの鮮度と算出方式を確認するための基礎事例。車載器・通信仕様、残量の定義が違えば検出条件も再検証する。報告の9kWhという選別条件や推定容量を、他車種や需給調整の供出可能量へそのまま適用しない。
検討に使う問い充電電流が一定に見える区間は、車両からデータが更新され続けた区間か。
読み取り上の限界特定の改造EVバス2台を対象とし、詳しく分析した未更新の異常例は1件。容量は残量と充電電力量からの推定値で、独立した実容量測定との精度比較は示されない。他車種への適用、保守費削減、需給調整で使える容量は未検証。

電力中央研究所 研究報告GD25023本文(PDF・20頁)

要約と実務上の示唆は当サイトによる整理です。引用・判断時は原典本文をご確認ください。

補足資料・公表情報