Evidence / Insight / Practice
価格カーブは急騰時と複数の誤差指標で検証する
わが国の電力市場取引実務に向けたフォワードカーブの構築
要点
確認した内容
2021年1月の18時点×東西2エリアで作った価格カーブを、同年9月末までの実績と比較しました。提案手法の誤差が既往手法より小さいケースは、二乗誤差で35/36、絶対誤差で26/36でした。
電力実務への示唆
契約評価用の価格カーブは、先物の受渡期間平均との整合を確認したうえで、通常時と急騰時、二乗誤差と絶対誤差を分けて検証する。
| 資料種別 | 研究報告 |
|---|---|
| 研究の方法 | モデル試算 |
| 根拠の種類・対象 | 市場データを用いたフォワードカーブの構築手法比較。制約付き最小二乗法とBスプラインを使う平滑化を、Benthらの曲率二乗積分最小化と比較した。 |
| 収録区分 | 基礎研究 |
| 判断に使う業務 | 小売経営・リスク管理、共通基盤・業務効率 |
| 作成者・受託者 | 松本拓史、遠藤操 |
| 資料識別子 | SE21503 |
| 公表上の注意 | 基礎研究 |
| 実務との接点 | 電力事業に直接 |
| 担当業務 | 市場分析・リスク、経営企画・事業開発、調達・需給 |
| 公表日の確認 | 表紙と公式紹介ページに2022年2月と記載。日単位の公表日は未確認。 |
| 原典の該当箇所 | 表紙・扉(PDF 1、3頁);資料p.6〜8(PDF 11〜12頁);資料p.16〜26(PDF 16〜21頁);資料p.27〜33(PDF 22〜25頁);資料p.35〜38(PDF 26〜27頁) |
| 日本で使う条件 | 日本市場の基礎研究として、値決め・時価評価システムの検証設計に使える。2022年当時の商品仕様とデータ処理を前提としており、現行の年度物・四半期物、EEXのカスケーディング、30分契約の精度は別に検証する。 |
| 検討に使う問い | 急騰月の先物価格を入力したとき、他の受渡月の評価額まで不自然に変化していないか。 |
| 読み取り上の限界 | 過去データによるモデル比較で、実取引の利益改善を示したものではない。日平均価格で評価し、30分粒度は計算例にとどまる。2021年1月受渡にはEEX価格を代用し、価格パターン推定から急騰期間の一部を除外している。 |
要約と実務上の示唆は当サイトによる整理です。引用・判断時は原典本文をご確認ください。