Evidence / Insight / Practice
先物の価格上乗せを、ヘッジ費用と市場の非効率性から考える
わが国の電力先物市場におけるリスクプレミアムの実証分析
要点
確認した内容
2019~2020年のTOCOM先物を、当時の取引条件でモデル予測価格と比較すると、全体として正のリスクプレミアムが見られた。研究は価格上乗せをリスク負担への対価と市場の非効率性から整理している。
電力実務への示唆
先物とスポット予測の差を、価格固定の費用として確認する。過去の上乗せ水準や季節差を現在のヘッジ判断へそのまま移さない。
| 資料種別 | 研究報告 |
|---|---|
| 研究の方法 | 観測データの分析 |
| 根拠の種類・対象 | TOCOMの帳入値段と、JEPX・気温・LNG価格による回帰予測を比較した観測分析。理論整理も含む。 |
| 収録区分 | 基礎研究 |
| 判断に使う業務 | 小売経営・リスク管理 |
| 作成者・受託者 | 松本拓史、遠藤操 |
| 公表上の注意 | 基礎研究 |
| 実務との接点 | 電力事業に直接 |
| 担当業務 | 市場分析・リスク、調達・需給 |
| 公表日の確認 | 本文表紙と公式詳細ページの発行年月は2021年3月。公式検索一覧の公開表示2021年5月28日とは区別して発行月を採用。 |
| 原典の該当箇所 | 表紙、公式詳細ページの発行年月・報告者;本文p.2–4(PDF 8–10頁);本文p.8–15(PDF 14–21頁);本文p.16–19、23–26(PDF 22–25、29–32頁) |
| 日本で使う条件 | 現在の市場価格、スポット予測、季節性、流動性を同じ時点・商品条件で評価します。日本市場の研究ですが、上場初期の結果を現在のヘッジ判断へそのまま移せません。 |
| 検討に使う問い | 現在の流動性と自社の予測を使っても、当時と同じ価格上乗せが見られるか。 |
| 読み取り上の限界 | 2019年10月~2020年9月の上場初期の分析です。約定価格とは限らない帳入値段と予測モデルを用い、コロナ期の特殊要因にも依存します。現在のプレミアム水準や季節性は本研究で確認できません。 |
要約と実務上の示唆は当サイトによる整理です。引用・判断時は原典本文をご確認ください。