Evidence / Insight / Practice

地域サービスは、財源と担当体制を確かめる

新電力の経営現状に関する調査

京都大学大学院経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座原典公表:確認:
小売・需要家人材・サプライチェーン脱炭素・非化石

要点

確認した内容

2022年10月の新電力調査では、有効回答144社のうち83社が地域課題解決型サービスを実施していた。未実施と答えた57社には、収益性や費用に加え、人手不足、小売業務で手一杯という理由もあった。

電力実務への示唆

地域サービスごとに収入源、費用、担当人員、自治体との分担を整理する。電力販売の収益が悪化した場合にも続けられる条件を確認し、顧客への説明と事業計画に反映する。

資料種別ディスカッションペーパー
研究の方法観測データの分析
根拠の種類・対象新電力事業者への郵送アンケートの記述集計。質問票を付録掲載。自治体との関係、電源調達、地域課題解決サービス等を自己申告で把握し、事業上の課題を考察した。
収録区分基礎研究
判断に使う業務小売経営・リスク管理、共通基盤・業務効率
作成者・受託者馬騰、杜依濛、諸富徹
資料識別子REEKU DP No.49
公表上の注意基礎研究
実務との接点電力事業に直接
担当業務経営企画・事業開発、商品企画・営業
公表日の確認公式紹介ページは2023-06-28。本文表紙は2023年6月。調査は2022年10月で、同月28日までの回答を集計。公開日と観測時点を分ける。
原典の該当箇所表紙、p.3〜8(PDF1・3〜8頁);p.24〜26(PDF24〜26頁)、図18〜20;p.27〜28(PDF27〜28頁);付録Q10(PDF34〜35頁)
日本で使う条件地域新電力を含む小売事業者の地域サービス計画や継続条件の点検に使える。2022年の高価格局面の回答を、現行の資金需要やサービス普及率へ直接換算しない。自治体との連携の有無から支援不足や収益性を決めつけない。
検討に使う問い地域サービスの財源と担当人員を、小売事業の採算が悪化した場合まで確認しているか。
読み取り上の限界737社への郵送調査で、有効回答率は19.54%。回答企業の実態であり、現在の新電力全体や自治体新電力だけの結果ではない。サービス実施・未実施の計140社は全有効回答144社と一致せず、残る4社の扱いは本文に明示されていない。収益改善や地域便益の因果効果は測定していない。

京都大学 再生可能エネルギー経済学講座 DP No.49

要約と実務上の示唆は当サイトによる整理です。引用・判断時は原典本文をご確認ください。

補足資料・公表情報