Evidence / Insight / Practice
料金プランは使用量別の年額で比べる
Retailers’ response to the 2026–27 Default Market Offer: Monitoring report
要点
確認した内容
豪州クイーンズランド州南東部の公表プランを比較したQCAの分析では、基本料金や従量料金が低い順と、特典を含む年額が低い順は一致しなかった。各社の最安プランを選んで比べても、使用量によって小売事業者の順位が変わった。
電力実務への示唆
料金改定や商品比較では、少量・標準・多量の使用量で年額を再計算し、割引と特典の条件をそろえる。顧客への案内では、基本料金や従量料金だけでなく、その顧客の使用量に応じた総額と適用条件を示す。
| 資料種別 | 規制機関の分析 |
|---|---|
| 研究の方法 | 観測データの分析 |
| 根拠の種類・対象 | Energy Made Easyの公表プランを用いた規制機関の比較分析。家庭向け20社、小規模事業向け18社について、各使用量で各社の最安プランを選び、割引・特典・GSTを含む年額を計算した。家庭の年使用量は2,300・4,600・6,900kWh、小規模事業は5,000・10,000・15,000kWh。 |
| 収録区分 | 新着・既存研究 |
| 判断に使う業務 | 顧客サービス、小売経営・リスク管理 |
| 作成者・受託者 | Queensland Competition Authority |
| 実務との接点 | 電力事業に直接 |
| 担当業務 | 商品企画・営業、経営企画・事業開発、市場分析・リスク |
| 公表日の確認 | PDF表紙はJuly 2026。公式掲載ページはFinal report 31/07/2026、資料一覧は30 July 2026と一日の差があるため、公表日は月精度2026-07に留める。ページJSON-LDのdatePublished=2026-07-02は報告書の公表日には採らない。調査対象は2026年6月と7月第1週で、本記事の順位は7月第1週。 |
| 原典の該当箇所 | 印字pp.7–8(PDF10–11頁)範囲と留保、p.23(PDF26頁)対象事業者、pp.25–31(PDF28–34頁)計算方法と図4.3–4.12、pp.35–37(PDF38–40頁)料金・特典・プラン数。 |
| 日本で使う条件 | 日本の商品設計と料金比較に、使用量別の総額比較と条件確認の方法を使う。豪州の日額供給料金、DMOという規制上の参照料金、特典・税制は日本と異なる。日本の燃料費調整、再エネ賦課金、契約期間などを別途反映する。 |
| 検討に使う問い | 標準使用量で有利なプランを、少量使用の顧客にも一律に案内していないか。 |
| 読み取り上の限界 | 2026年7月第1週に公表されていた時間帯によらず従量単価が同じプランの比較で、顧客の実請求や契約先の分布を示さない。時間帯別料金、デマンド料金、VPP商品は対象外。料金はその後変わり得るため、現在の推奨プランとして使わない。 |
要約と実務上の示唆は当サイトによる整理です。引用・判断時は原典本文をご確認ください。