Evidence / Insight / Practice
DERの混雑緩和は、需要家側の制御優先順位で成否が変わる
電力系統の混雑緩和のための分散型エネルギーリソース制御技術開発(FLEX DERプロジェクト)/フィールド実証結果と社会実装に向けた今後の方向性
要点
確認した内容
那須塩原の実系統で仮想的な混雑を設定し、複数DERの応動を検証した。成功例の一方、需要家蓄電池でピークカットを優先すると指令要件を外れた。
電力実務への示唆
入札量を決める前に、蓄電残量、需要家の運転優先順位、通信障害時の対応を確認する。計量から精算までの接続も別途検証する。
| 資料種別 | 実証報告 |
|---|---|
| 研究の方法 | 実施者による報告 |
| 根拠の種類・対象 | 実系統・実機と机上検証を組み合わせた実施者自己報告。運用可能性の根拠であり、対照群付きの効果推定ではない。 |
| 収録区分 | 基礎研究 |
| 判断に使う業務 | 需給最適化、共通基盤・業務効率 |
| 作成者・受託者 | 小林直樹(発表者) |
| 公表上の注意 | 基礎研究 |
| 実務との接点 | 電力事業に直接 |
| 担当業務 | 調達・需給、系統・設備、経営企画・事業開発 |
| 公表日の確認 | PDF表紙に発表2025年7月15日と記載。実証日は別で2024年5月・9月。 |
| 原典の該当箇所 | 表紙;資料p.2–8(PDF 3–9頁);資料p.9–11(PDF 10–12頁);資料p.14–18、20–22(PDF 15–19、21–23頁);補足資料「NEDO成果報告会2025・公開ポスター」1頁右下のDER応動評価表 |
| 日本で使う条件 | 系統別の接続情報、充放電の余裕量、需要家側の運転制約、商品別の計測・指令要件をそろえる。国内実証のため市場の国外移植差はない。ただし那須塩原の配電系統と試験用メニューの結果を、他系統や現在の市場参加要件にそのまま適用しない。 |
| 検討に使う問い | ピークカットと混雑緩和が同時に必要なとき、供出量と制御の優先順位をどう決めるか。 |
| 読み取り上の限界 | 実施者による19日間の実証報告。混雑は運用容量の仮想設定で模擬し、無作為比較による因果効果や通年の収益性は示していない。制御パターン②では全リソース合計が要件を満たさない日も多かった。 |
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