Policy Issue

蓄電池・DR・アグリゲーション

低圧リソース・機器個別計測による需給調整市場への参入は、要件を満たす場合に2026年3月14日実需給分から可能です。7月規程では、容量市場の発動指令・実効性テストと重なる場合の優先関係も明確になりました。

低圧・機器点参入を運用影響大制度資料の確認:2026-10-02ページ編集:
調達・需給託送・データ

現在地

確認できている方向性

受電点と機器点では、計量・小売との契約・指令優先が異なります。DR基準値は市場別ルールを使い、蓄電池はSOC・充電計画と同時に約定する能力を管理します。一次オフライン枠の緩和は、対象と規程適用時期を別途確認します。

小売実務への示唆

小売とアグリゲーターは、顧客・設備・計量点・BG・指令を対応付け、収益配分だけでなく未達と補正の責任を契約で決めます。同じ蓄電池の市場別売上を、出力・残量・重複指令の制約なしに合算しません。

短期市場・柔軟性

制度の仕組み

  1. 設備・顧客・小売契約の確認
  2. 計量点・通信と基準値設定
  3. 会員・リソース審査と市場契約
  4. SOC・重複指令を反映した応札
  5. 実績・アセスメント・費用配分

小さな出力を束ねても、設備の実力・残量・通信の制約は残ります。受電点と機器点の計測・契約、DR基準値、市場間の指令優先をそろえて供出量と精算を管理します。

EPRXの現行規程・ガイド、OCCTOの審議・上期報告、ERAB等の政府回答を参照。機器点と受電点、通常発動と実効性テスト、制度上の要件と個別契約条件を分けています。

現在地・経緯と対応

30秒で分かる現在の結論

設備導入から市場収益までには、会員・審査・契約・計量・応動・精算の条件があります。受電点と機器点、通常の容量発動と実効性テストを分け、SOCと重複供出を管理します。

分かっていること

  • 低圧リソース・機器個別計測は、要件を満たす場合に3月13日取引・14日実需給分から参入可能。設備の受電、取引会員資格、商品別事前審査、属地TSOとの市場契約はそれぞれ別の段階になる。低圧参入の開始時期 ↗/4〜13条 ↗
  • 市場の最低入札量は1,000kW。小さな設備を束ねる場合も、同じ系統コード・リストパターンの登録と商品別性能審査が必要。機器点計測は、小売電気事業者を通じた申込みと利用条件の同意を伴う。pp.7・76・291 ↗
  • 機器点のkWh精算には特例計量器等とIoTルートを用い、受電点に第2世代スマートメーターが必要。秒・分単位の応動評価用実績と、電力量精算用の計量データは用途・提出期限が異なる。機器個別計測と次世代スマメ ↗/通信・計測、pp.35〜39 ↗
  • 同じ受電点で受電点参入と機器点参入を併用することはできない。FITで取引する電力量を使う場合や、FIT分と調整電力量を切り分けられない配線も対象外。機器点と余力活用契約・需要抑制量調整供給契約の組合せにも制約がある。13条、PDF pp.28〜30 ↗/参入不可の組合せ、p.80 ↗
  • 7月1日規程は、容量市場の発動指令と需給調整指令の優先関係を参入点ごとに定めた。実効性テストの指令を優先して代替不可申請する場合は、金銭的ペナルティⅠの倍率を1.0とする。通常の容量発動まで一律に1.0にはしない。No.1〜9・16〜19・24〜25 ↗/13条・40条 ↗

まだ決まっていないこと・個別に確認すること

  • 一次オフライン枠の経過措置やPCS周波数計測仕様の改定規程・適用日。小委整理済みの項目と、設備別の適用・工事の確認を分ける
  • 高頻度経済DR、容量市場、実効性テスト、需給調整市場が重なる場合の基準値を統一する制度横断の最終整理。既存の市場別ルールを独自判断で省略しない
  • 個別案件の機器点開通日、逆潮流の可否、代表契約者制度を使う低圧案件の対応可能エリアとインバランス責任、故障・通信断・小売切替時の手順
  • 運用委託先が示す各市場の想定利益のうち、同時に実現できる量・時間。保証範囲、SOC確保費用、劣化、返還、未達負担は契約と実績で確認する

当事者の疑問

小売・発電事業者・アグリゲーターは、どの資格と契約を用意するか

EPRX会員の条件は法人格、純資産1,000万円以上、適格請求書発行事業者等です。会員が設備を所有する必要はありません。特定卸供給事業に該当する場合の行政上の届出は別途必要で、資源エネルギー庁は事業開始30日前の届出を案内しています。届出や会員資格を得ても、商品別審査と属地TSO契約を省略できません。p.7・p.289 ↗/特定卸供給事業の届出案内 ↗

機器点参入では取引会員の責任の下、小売が計量を申し込みます。低圧の機器点が属する受電点に発電量調整供給契約がある場合、小売と発電契約者は同一事業者である必要があります。顧客のスイッチングが反映されないと、別の小売へインバランス補正が行われるおそれがあるため、顧客・小売・アグリゲーター間の連絡責任を決めます。pp.76〜80 ↗/No.1〜2、p.1 ↗

同じ蓄電池のスポット・容量・調整力収益を合算してよいか

実現可能な出力・時間に配分した上で比較します。揚水・蓄電池ガイドの1入札方式では、原則として発電上限−発電計画+需要計画が入札可能量の基礎になります。商品や、出力ゼロにするため解列が必要かによって式が異なり、制約や同時約定分の控除も必要です。このガイドの対象は高圧以上の受電点参入で、低圧・機器点へそのまま適用しません。pp.4・12〜18・34〜36 ↗

単独発電機で複合市場商品と三次②へ入札する場合は供出領域を重ねず、各リストパターンも同一時間帯に両市場で同じリソースを重複させません。複合約定は所定の最大ΔkW等で能力を評価する仕組みであり、同じ能力を商品数分、自由に重ね売りできる制度ではありません。pp.291〜298 ↗

SOCと充電計画を、どこまで確保すればよいか

SOCは蓄電池の残量を表します。市場参加時は、約定した能力を提供期間中に維持できることと、各商品の指令・継続時間に応じられることを確認します。収支を試算する際は一律のSOC割合を置かず、使用可能容量、効率、既存の売電計画、連続約定、補充電に要する時間を設備ごとに計算します。二次②には需要調達計画を超えた充電を禁じる要件もあります。13条・二次②別冊26条(PDF p.182) ↗

高圧以上の受電点参入では、充電側の需要計画と調達−販売の取引計画をGCまでに一致させる必要があります。充電予定を出さなければ、アセスメントⅠの供出可能量へ需要計画を加算できません。容量の実効性テスト前後に必要な補充電時間は、テストの1.0倍措置に含まれません。pp.32・34〜36 ↗/No.9・17・25 ↗

DRは何を基準に需要抑制量を測るか

需給調整市場では、需要家リスト等の基準値方式を登録します。複合市場商品は事前予測型または直前計測型、一次だけのリソースは逐次計測型も選べますが、属地TSOが対応できることが条件です。余力活用契約を結ぶ場合は直前・逐次を選べず、高圧・特別高圧の機器点を含むマスタパターンは事前予測型を使います。三次②には直前計測型を使えません。pp.138〜140 ↗

複合市場商品の事前予測型は、最初の約定ブロックの開始1時間前までに提出。直前計測型は開始前5分間の需要平均を使い、連続約定では最初の基準を継続します。逐次計測型は5分ごとに直前5分の需要実績から更新します。ERABの標準ベースラインを全市場の共通計算式として扱わず、市場ごとの規程・マニュアルと契約を確認します。pp.138〜139 ↗/意見2への政府回答、pp.3〜4 ↗

容量市場と需給調整市場の指令が重なったら、どちらを優先するか

表は横にスクロールできます。

場面優先する応動未達・申請の扱い
受電点参入で通常の容量発動と重複調整力指令容量側は、電源等リストに約定リソースが含まれ、不足原因が調整力指令の影響だと合理的に説明できる等の条件で評価する
機器点参入で通常の容量発動と重複容量市場の発動指令調整力を供出できない場合は速やかに代替不可申請。原則1.5倍
容量市場の実効性テストと重複(参入点によらず)実効性テストの実施指令代替不可申請によりⅠ倍率1.0。対象は3時間の供給力提供期間で、前後の補充電時間は含めない

全量の代替不可申請があれば、Ⅱの対象ΔkWがゼロとなり不適合回数には算入されません。申請しなければ通常のペナルティ対象で、理由届出書(様式23)も必要です。能力が足りれば同時達成すること自体は禁止されていません。実効性テストと通常発動の重複は、どちらも満たす応動を求める整理です。No.1〜9・17〜19・24〜25 ↗/指令優先、p.15 ↗

低圧・機器点の計量や通信は、手持ち機器をそのまま使えるか

需給調整市場の応動評価用とkWh精算用の要件を両方確認します。特例計量器を使う場合は特定計量の届出等、IoTルートの開通、次世代スマメ、属地TSOの計測・通信要件が必要です。現行規程は1受電点の特例計量器等を4台までとし、複数台は計量重複を避ける並列接続を求めています。13条、PDF pp.29〜30 ↗/機器個別計測の計量要件 ↗

一次オフラインでも、応動記録を保存・提出する義務があります。新規参入が認められることと、既設機器の計測精度・通信・連系条件を免除することは異なります。7月の小委で整理したオフライン枠の経過措置は、2023年9月27日以前の系統連系申込等に限定したもので、全蓄電池への一般的な免除ではありません。p.39 ↗/pp.21〜23・30・32 ↗

寄せられた意見と制度側の回答

  • 2025年ERAB意見募集の意見2は、容量・実効性テスト・経済DR・調整力で基準値が食い違う問題を指摘した。政府は、市場ごとに定めたルールを適用し、重複DRの統一方針は今後の課題と回答。意見1の情報連携標準化は、対象類型の発動通知を中心とする推奨で、すべての精算様式の統一には広げなかった。意見1〜2、pp.2〜4 ↗
  • EPRXの2025年12月回答No.123は、低圧の計算負荷を理由に基準値を一律ゼロにする要望に対し、設定は取引会員の判断だが実態と乖離すれば応動評価の不適合リスクが高まると説明。No.1〜2は小売切替情報の把握・更新を取引会員に求めた。No.1〜2・123(pp.1・12) ↗
  • 第60回では辻委員が機器点でも調整力指令優先とできないか質問し、事務局は構内負荷変動と簡易ロス換算のため容量側の受電点評価が一致しないと説明。エナジープールジャパンの市村オブザーバーは容量発動優先とテスト時1.0倍の整理に賛同した。その後のEPRX意見回答を経て7月規程へ反映された。pp.2〜3 ↗/7月改定の回答 ↗
  • 6月18日回答では、テスト前後の補充電時間にも緩和を広げる要望は採用せず、3時間の提供期間に限定。代替不可申請と様式23の要否等はガイド・FAQに明記する回答となった。No.9・17〜18・24〜25 ↗

小売が今やること

以下は当サイトの実務上の解釈です。

  1. 各設備に、受電点/機器点、電圧、供出方向、FIT・FIP、発電・需要BG、小売、会員、計量器・通信をひも付け、参加可否を一つずつ確認する
  2. 市場別の単価を比較する前に、同一30分の出力・SOC・充電・発電計画を一本化する。複合市場と三次②、容量指令・実効性テストの重複を検知する
  3. 顧客同意、制御可能時間、非常時の解除、情報利用、故障・通信断、小売切替・解約時の連絡と収益配分・未達負担を契約へ具体化する
  4. DRの計算式、提出締切、入力実績、補正と版管理を市場別に保存し、基準値・計測値・指令・SOCログから応動を再現できるようにする
  5. 容量テストが入った場合の指令優先、代替不可申請、様式23、補充電前後の市場売買を訓練する。緩和を申請すれば全費用が消える前提にしない
  6. 蓄電池の比較では同エリア・同期間の約定実績、使用可能容量、充放電損失・劣化、アグリゲーター費用、価格規律に伴う他市場収益控除を確認する

議論の経緯

単体の充電・放電リソースの参加を検討

小委第34回は、1・2入札方式、応動範囲、計画・評価の扱いを整理。現在の蓄電池ガイドに接続する。

基準値の追加と容量市場との重複対応

第38回で一次向け逐次計測型、第39回で発動指令電源とのアセスメント・精算を検討した。

ERABガイドラインの改定

9月12日〜10月11日に意見募集、10月31日に回答。11月19日の改定は機器個別計測・低圧基準値・便益調整・情報連携を扱った。

低圧・機器点を含むEPRX規程整備

2025年10月募集の回答を12月公表。2026年3月14日実需給分から要件を満たすリソースの参加が可能となった。

容量指令・実効性テストの重複処理

第60回の審議、5月意見募集、6月18日回答を経て7月規程を実施した。

一次の参加・計測要件の見直しを整理

小委第62回と第63回上期報告でオフライン枠の限定的な経過措置等を整理。規程への反映時期と設備適用を引き続き確認する。

自社条件によって確認すること

公表事例の比較|確認 2026-10-29

蓄電池:設備規模より市場参加と運用責任を比べる

酒田・鶴岡は需給調整市場の運用開始を明示し、岩舟は複数市場を対象とする運用体制を公表しています。第123回の上期検証では前日取引・30分単位化後も商品・エリア別の調達不足が残り、設備規模が近くても落札機会と随意契約リスクは同じとは限りません。

表は横にスクロールできます。

案件・主体発表と段階規模・仕組み市場・価値の配分未公表事項・限界
NC酒田市浜中蓄電所

日本蓄電池:開発・運用・現場管理/デジタルグリッド:アグリゲーション

需給調整市場で運用開始

公表 2026-09-15

需給調整市場の運用開始:2026-09-15

定格出力1,999kW/蓄電容量8,146kWh

需給調整市場での運用を公表

卸・容量市場等との連携は今後の展開として記載参加商品、落札ΔkW、稼働率、運用費・利益は未公表。設備容量を落札量とみなさない。
NC鶴岡市湯田川蓄電所

日本蓄電池:開発・運用・現場管理/デジタルグリッド:アグリゲーション

需給調整市場で運用開始

公表 2026-09-14

需給調整市場の運用開始:2026-09-14

定格出力1,999kW/蓄電容量8,146kWh

需給調整市場での運用を公表

卸・容量市場等との連携は今後の展開として記載参加商品、落札ΔkW、稼働率、運用費・利益は未公表。設備容量を落札量とみなさない。
栃木市岩舟町蓄電所

安藤ハザマ:所有/Sustech:アグリゲーション

本格運転開始

公表 2026-09-14

本格運転開始(月まで公表):2026-09

接続出力1,990kW/蓄電容量8,170kWh

JEPX・需給調整市場・容量市場を対象とする運用

SOC・設備制約を踏まえて30分単位で計画・制御・精算市場別の落札実績、開始日、収益配分、利益は未公表。全市場で収入が発生済みとは判定しない。

選定した公表事例の比較です。網羅的な企業ランキングではありません。各行から新着の共通整理・一次資料へ移動できます。

比較を読むためのデータ・研究

市場別収益や費用は未公表。第123回の議事録、二次①広域調達の最終規程・切替日も未確認です。kWh/kWで求める設備上の時間は、全出力での応動保証時間ではありません。

この違いから考える実務への示唆 →

業界各社の動き・関連する新着

公表された事実と、制度への接点を分けて読みます。掲載日は出来事の発生日・適用日とは異なる場合があります。

掲載 2026-10-29|運転開始公表・長時間売電は試算|対象日 2026-10-28(公表、運転開始日の日付は未公表)

太陽光163.2kWに蓄電池253.3kWhを併設、低圧発電所が運転開始

サンヴィレッジは10月28日、太陽光163.2kW(DC)、PCS出力49.9kW(AC)、蓄電池253.3kWhを備える発電所が系統連系し、運転を開始したと発表した。DCリンク方式で昼間の余剰電力を蓄え、夕方から夜間の売電に使う設計で、同社がFIP制度のもとで需給管理・市場売電・蓄電池運用を担う。約14時間にわたり49.9kWの売電が可能という説明はシミュレーション上の見込みであり、実際の連続売電実績ではない。

  • サンヴィレッジ:発電所の運転開始公表・需給管理・市場売電・蓄電池運用

制度との関係(編集上の整理)
太陽光パネルのDC容量、PCSのAC出力、蓄電容量を分け、FIP電源の需給管理・市場売電と蓄電池運用を組み合わせた事例である。約14時間の売電はシミュレーション上の見込みで、実測した継続出力や市場収益、需給調整市場への参加資格を確認したものではない。

事業上の確認点
発電・蓄電池事業者は、パネル容量、連系出力、蓄電容量を分け、ピークカット分の回収と時間帯別売電を評価する材料にできる。事業性の検討では、発電量、充放電損失、劣化、価格予測を織り込み、シミュレーションの運転時間を毎日の実績へ置き換えないことが重要になる。

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掲載 2026-10-28|DR実験結果公表・拡大値は試算|対象日 2026-07-28(試験移行先)/2026-10-27(公表)

試験日程の変更で最大10kWの需要抑制、早稲田と東電が検証

早稲田大学と東京電力HDは10月27日、1科目の期末試験を7月21日から7月28日へ移した需要ピーク抑制実験の結果を公表した。対象試験では最大10kWの需要抑制を確認し、西早稲田キャンパス全体で同様の取り組みを行う場合の削減ポテンシャルを約390kWと試算した。390kWは実測した削減実績ではなく、市場取引への参加や収益も今回資料では確認できない。

  • 早稲田大学:試験日程の移行・共同効果検証
  • 東京電力ホールディングス:計測・共同効果検証

制度との関係(編集上の整理)
試験日程の移行による行動変容型DRの実測結果とキャンパス全体への拡大試算を分けて示す事例である。分散型需要調整の手段を具体化するが、需給調整市場の参加要件充足や実際の市場収益を示すものではない。

事業上の確認点
小売・DR事業者は、機器制御に加えて業務日程を変更する需要調整を検討する材料にできる。導入時は、学習・業務への影響、移行先日の需要、効果を測る比較条件を確認し、実測値と拡大試算を分けて評価したい。

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掲載 2026-10-27|システム提供開始公表・需給調整市場参加は予定|対象日 2026-10-26(公表)

福知山の蓄電所に市場運用システム、需給調整市場は参加予定

Tensor Energyは10月26日、マイクロGX京都へのアグリゲーションシステム提供開始を発表した。対象は定格出力1,999kW・容量8,146kWhの福知山市土師蓄電所で、GREEN ACTIONがTensor Cloudを使いJEPXで取引する。9月29日に発表済みの蓄電所運用開始に対し、今回はシステム提供と市場運用体制が新たに示されたもので、需給調整市場への参加は予定段階だ。

  • マイクロGX京都:蓄電所の事業主体
  • GREEN ACTION:アグリゲーション・市場運用
  • Tensor Energy:アグリゲーションシステムの提供

制度との関係(編集上の整理)
系統用蓄電所の事業主体、市場運用者、システム提供者を区別し、JEPX取引、計画提出、インバランス管理、精算を支える運用体制を具体化する事例である。需給調整市場への参加は予定であり、参加資格の充足や複数市場の実績収益を確認したものではない。

事業上の確認点
蓄電池事業者は、設備の所有者、市場運用者、システム提供者の役割を分け、計画提出・インバランス管理・精算データの責任を契約で確認したい。複数市場の収益を評価する際は、実際に取引する市場と参加予定の市場を区別し、未参加市場の収益を実績へ含めない。

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関連事例をすべて見る(30件)
掲載 2026-10-24|2026年10月21日に遠隔制御を実施・10月23日に実施結果の速報を公表|対象日 2026-10-21

家庭用蓄電池457台を遠隔制御、最大199kWのDR実績

東急パワーサプライは10月23日、10月21日15時から19時30分まで家庭用蓄電池457台を遠隔制御したデマンドレスポンスの実施結果を速報として公表した。最大放電電力は199kW、累計放電量は787.5kWhで、電力取引市場での取引ではなく、電力ネットワーク安定化を目的とした制御だったと明記している。個別需要家の削減量、蓄電池ごとの応答率、系統全体への効果は公表していない。

  • 東急パワーサプライ:家庭用蓄電池の遠隔制御・DR実績の公表
  • 家庭用蓄電池の利用者:遠隔制御対象リソースの保有者
  • 小売電気事業者・DR・アグリゲーター:分散型蓄電池の運用・活用を検討する事業者

制度との関係(編集上の整理)
家庭用蓄電池457台を遠隔制御し、最大放電電力、累計放電量、実施時間を公表した事例であり、分散型蓄電池を束ねたDRの運用実績を具体化する。電力取引市場での取引ではなく、個別機器の応答率や系統全体への効果は確認できない。

事業上の確認点
小売・アグリゲーターは、家庭用蓄電池を束ねた遠隔制御について、接続台数だけでなく最大出力、継続時間、累計電力量を分けて運用評価できる。需要家と機器事業者は、参加同意、通信可用性、充電残量、機器別の応答実績を管理し、市場取引と系統安定化への協力を混同しないことが重要になる。

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掲載 2026-10-16|蓄電池併設EV充電サービス開始・容量市場活用可能性の検証|対象日 2026-10-15

福井2拠点で蓄電池併設EV充電、ピーク抑制と容量市場活用を検証

関西電力は10月15日、福井県内のPLANT-2上中店とエディオン小浜店で、蓄電池を併設したEV急速充電サービスを開始した。上中店は最大150kW(2台同時充電時は最大120kW)で、2台分の充電口を備える充電器と358kWhの蓄電池、小浜店は50kW充電器と出力50kW・容量155.2kWhの定置用蓄電池を備える。充電需要による施設ピークの抑制に加え、蓄電池の調整力を容量市場で活用できるかを検証する段階で、容量市場への参加決定ではない。

  • 関西電力:サービス提供・検証主体
  • 株式会社PowerX:上中店の充電器・蓄電池システム提供者
  • 株式会社PLANT・株式会社エディオン:設置施設の運営者
  • EV利用者:充電サービス利用者

制度との関係(編集上の整理)
EV急速充電器と定置用蓄電池を併設し、施設ピーク抑制と蓄電池の容量市場活用可能性を検証する実装事例であり、需要側エネルギーリソースの運用設計を具体化するため採用する。サービス開始済みだが、容量市場への参加は可能性の検証段階であり、参加決定や収益性を示すものではない。

事業上の確認点
小売・アグリゲーター・充電事業者は、充電器出力だけでなく蓄電池容量、施設負荷、同時充電条件を組み合わせたピーク抑制効果を評価したい。容量市場での活用は検証中のため、収益計画には参加要件、アセスメント、持続時間、運用制約の確認を別途織り込む必要がある。

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掲載 2026-09-17|戦略的提携の基本合意・案件取得目標|対象日 2026-09-16

蓄電所の開発・市場運用・保守を分担、3年で100MW取得を目標

NextDriveと自然オペレーションズは9月16日、国内の系統用蓄電池事業で基本合意し、今後3年間に東北・東京・中部・関西・中国・九州の6エリアで合計100MWの案件取得を目指すと発表した。NextDriveは権利取得、開発・建設、資金調達と運開後の市場運用を主導し、自然オペレーションズは取得前の実務支援と運開後のAM・O&Mを担う。100MWは取得目標であり、接続・建設・稼働済み容量ではない。

  • NextDrive:案件開発・資金調達・市場運用
  • 自然オペレーションズ:取得支援・AM・O&M

制度との関係(編集上の整理)
100MWは3年間の案件取得目標であり稼働容量ではありません。接続・建設・市場登録の進捗と、開発・市場運用・AM・O&Mの責任分界を段階別に確認します。

事業上の確認点
蓄電所オーナーと投資家は、権利取得数だけでなく、系統接続、用地、資金調達、着工、受電、市場登録を段階別に確認する必要がある。開発・アグリゲーションとAM・O&Mの責任分界、障害時の対応水準、収益精算も契約で明確にしたい。

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掲載 2026-09-16|需給調整市場で運用開始|対象日 2026-09-15

酒田の8.15MWh蓄電所、受電後に需給調整市場へ移行

日本蓄電池は2026年9月15日、山形県酒田市のNC酒田市浜中蓄電所について需給調整市場での運用を開始した。出力1,999kW、容量8,146kWhで、デジタルグリッドがアグリゲーターを担う。7月の受電・運用開始に続く別段階の進展であり、卸電力市場や容量市場への参入は今後の計画である。

  • 日本蓄電池:蓄電所事業者
  • デジタルグリッド:アグリゲーター

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
受電から市場取引へ移ったことで、評価軸は応動精度、落札量、未達ペナルティ、通信の可用性、充放電効率と劣化へ移る。事業者と投資家は、現在の対応市場と将来の参入計画を分けて収益性を確認する必要がある。

発表段階・一次資料を確認 →
掲載 2026-09-15|蓄電所の運用開始|対象日 2026-09

安藤ハザマ初の系統用蓄電所、栃木で8.17MWhを運用開始

安藤ハザマが栃木市岩舟町に整備した系統用蓄電所は、2026年9月に運用を開始した。出力1,990kW、容量8,170kWhで、同社が保有・運営する初の系統用蓄電所となる。Sustechがアグリゲーターとして卸電力市場や需給調整市場などを横断して運用する。

  • 安藤ハザマ:保有・運営
  • Sustech:複数市場を横断するアグリゲーター

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
建設会社による保有・運用型事業への移行は、設備完成ではなく稼働率、充放電効率、劣化、保証条件、市場別収益の実績で評価する必要がある。蓄電所オーナーと投資家は、Sustechとの運用・精算・障害時対応の責任分界も確認したい。

発表段階・一次資料を確認 →
掲載 2026-09-15|需給調整市場で運用開始|対象日 2026-09-14

鶴岡の8.15MWh蓄電所、需給調整市場で運用開始

日本蓄電池は2026年9月14日、山形県鶴岡市のNC鶴岡湯田川蓄電所について需給調整市場での運用を開始した。出力1,999kW、容量8,146kWhで、デジタルグリッドがアグリゲーターと市場参入支援を担う。対応市場の追加は今後の計画であり、現時点の運用実績ではない。

  • 日本蓄電池:蓄電所事業者
  • デジタルグリッド:アグリゲーター・市場参入支援

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
受電や設備完成から市場運用へ移ったことで、評価軸は応動実績、落札量、ペナルティ、通信・制御の可用性、サイクル劣化へ移る。事業者と投資家は、将来の対応市場拡大と現在の収益源を分けて把握する必要がある。

発表段階・一次資料を確認 →
掲載 2026-09-11|発表内容は本文・原典で確認

家庭用DR蓄電池、交付決定は1万2,104件・51.9億円へ

環境共創イニシアチブは、令和7年度補正の家庭用蓄電システム支援について、9月9日時点の交付決定を累計1万2,104件、51億8,827万3,096円へ更新した。9月2日時点の公表値から843件、3億6,764万1,196円増えた。公募は5月29日に終了しており、交付決定額は設置・実績報告後の最終確定額ではない。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
メーカー、施工事業者、アグリゲーター、小売事業者は、交付決定件数と実際の設置、系統連系、DR契約、補助金確定を分けて進捗管理する必要がある。累計額だけで市場形成を評価せず、失効・減額や完了率も確認したい。

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掲載 2026-09-10|発表内容は本文・原典で確認

低圧蓄電所1,000基の集約運用へ、開発・保守と市場取引を分担

Tensor Energyとエコスタイルは、低圧系統用蓄電所の開発事業で業務提携契約を締結した。エコスタイルが用地、接続申請、設計・施工、O&Mを担い、Tensor Energyが市場入札、充放電制御、精算などのアグリゲーションを担当する。2027年末までの累計1,000基連携は両社の目標であり、現時点の稼働数ではない。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
多数の低圧設備を束ねる事業では、接続・施工品質、消防・保安対応、通信・EMSの可用性、故障時の代替不可申請、市場ペナルティを共通基準で管理する必要がある。投資家は1,000基という目標と、実際の受電・市場登録・稼働実績を分けて評価したい。

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掲載 2026-09-10|発表内容は本文・原典で確認

朝日I&R、特定卸供給事業者第169番として10月の事業開始を予定

朝日I&Rホールディングスは、資源エネルギー庁から特定卸供給事業者の承認を受け、事業者番号第169番として10月1日の事業開始を予定すると公表した。太陽光発電所のFIP移行支援や蓄電池を含むアグリゲーションを事業領域とする。公表資料に示された出力制御率や将来の設備規模は同社の見通し・計画であり、一般的な保証値や運転実績ではない。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
発電事業者は、FIP移行やアグリゲーション契約に際し、計画提出、インバランス、出力制御対応、市場収益、精算、通信障害時の責任分界を確認する必要がある。取引開始前には国の事業者一覧、開始日、対象リソース、運用体制を再確認したい。

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掲載 2026-09-10|発表内容は本文・原典で確認

家庭用蓄電池・EVの大規模制御、障害に強い分散処理を研究

エナリスと芝浦工業大学は、低圧リソースの集約制御にEdgeAIを使う共同研究を2026年6月から開始したと公表した。研究期間は2027年3月までで、家庭用蓄電池やEV側の計算資源も使い、サーバや通信ノードの障害時に処理を引き継ぐ自律分散制御の実証・評価を行う。現段階は研究であり、商用システムの提供開始を示すものではない。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
アグリゲーターは接続台数の拡大だけでなく、指令追従精度、通信断時の安全動作、サイバーセキュリティ、機器更新、障害切替の検証方法を設計する必要がある。市場参加に使うには、研究成果と実際の市場要件・計量要件との適合確認が必要になる。

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掲載 2026-09-09|発表内容は本文・原典で確認

低圧蓄電所の初号案件が受電、100拠点の統合運用へ

福島エナジーが建設し、デジタルグリッドが運用する低圧系統用蓄電所1か所が9月8日に受電を開始した。デジタルグリッドにとって低圧蓄電所の運用初号案件で、同社のEMSを使い、需給調整市場などで運用する。福島県内100拠点の集約運用は今後の計画であり、全拠点の稼働開始を示すものではない。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
低圧案件を多数束ねる事業では、個別拠点の接続・施工進捗に加え、遠隔制御の可用性、市場登録、計量、通信障害時の運用を標準化する必要がある。投資家やオーナーは、初号案件の受電実績と100拠点計画の達成状況を分けて評価したい。

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掲載 2026-09-08|発表内容は本文・原典で確認

低圧系統用蓄電所を機器・市場運用・保守込みで一体提供

グリーンエナジー・プラスは、低圧系統用蓄電所向けに、蓄電池、PCS、変圧器、EMS・通信、性能試験、市場登録支援、アグリゲーション、O&Mを組み合わせたパッケージの提供を開始した。参考価格は1,398万円から、設置検討の目安は20平方メートル以上で、機器保証は標準10年としている。全国9エリアに対応する計画だが、四国・北陸エリアの受付開始は2027年1月以降の予定である。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
EPCや投資家は、調達・施工・市場運用の窓口をまとめられる一方、参考価格だけで採算を判断せず、接続回答、実効容量、保証除外、O&M・アグリゲーション費用、収益配分を案件別に確認する必要がある。パッケージの提供開始と、個別設備の市場登録・収益化は別の段階として管理したい。

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掲載 2026-09-05|発表内容は本文・原典で確認

住宅用太陽光と10・15kWh蓄電池を一体販売、接続機器はJC-STAR適合

トリナ・ストレージは9月4日、日本向けに太陽光モジュールと家庭用蓄電システムを組み合わせたセット販売を開始すると発表した。蓄電容量は10kWhと15kWhから選べ、停電時は自動的に独立運転へ切り替わる。システムの通信・制御を担うスマートアダプターは、情報処理推進機構のJC-STAR★1適合ラベル取得製品リストに有効な製品として掲載されている。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
住宅向けの販売・施工事業者は、発電量や蓄電容量だけでなく、インターネット接続機器の適合ラベル、有効期限、更新対応、障害時の保守窓口を確認する必要がある。需要家は、停電時の利用可能回路、実効容量、保証、AI制御の前提、太陽光モジュールとの組み合わせ条件を比較したい。

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掲載 2026-09-05|発表内容は本文・原典で確認

太陽光開発から系統用蓄電池へ軸足、接続・統合・市場参入を一体支援

サステナブルホールディングスは9月4日、ENERGY事業の主軸を太陽光発電所の開発・販売から系統用蓄電池へ移したと発表した。用地開発、系統連系、設計・施工管理、蓄電池・PCS・EMSの選定と統合、アグリゲーター連携、市場参入準備までを支援範囲とする。同社自身が一律に市場運用を担うのではなく、実際の運用者と契約体制は案件ごとに異なる。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
蓄電所の開発事業者や投資家は、複数工程を一つの窓口で進める選択肢を持てる一方、接続検討の回答、EPC責任、機器保証、アグリゲーターとの収益分配、運転開始後の責任分界を個別契約で確認する必要がある。事業方針の転換は案件数や運用収益を保証するものではないため、具体的な受注・受電・市場参入実績を分けて評価したい。

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掲載 2026-09-04|発表内容は本文・原典で確認

系統用蓄電所、取得前確認から稼働後の資産管理まで一体支援

グリッドシナップスは9月3日、高圧・特別高圧の系統用蓄電所を対象とする資産管理サービスを9月1日に開始したと発表した。開発権譲渡・完成売り案件の情報整理、取得前の技術・運用確認、取得後の工程管理、運転開始後のO&M・資産管理をつなぐ。売買契約は売主と買主が直接締結し、同社は売買対価の商流には入らない。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
蓄電所の取得を検討する投資家は、案件紹介と長期運用を同じ窓口で管理する選択肢を持てる。一方、約350MWという取扱参考規模は案件の成立・連系・収益を保証するものではないため、土地、接続、許認可、設備保証、アグリゲーター契約、未解決事項の引継ぎを案件別に精査したい。

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掲載 2026-09-03|発表内容は本文・原典で確認

家庭用DR蓄電池、1万1,261件・48.2億円を交付決定

環境共創イニシアチブは9月2日、令和7年度補正のDR家庭用蓄電池事業について、交付決定総数が1万1,261件、総額が48億2,063万1,900円になったと公表した。1申請当たりの補助上限は60万円で、公募は申請額が予算へ達したため5月29日に終了している。交付決定額は、実績報告後の確定検査を経た最終交付額とは異なる。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
蓄電池メーカー、販売・施工事業者、アグリゲーター、小売は、採択件数だけでなく2027年1月14日の事業完了期限までの設置・系統連系・DR契約の完了率を追う必要がある。市場規模の評価では交付決定総額と最終確定額を分け、失効・減額も織り込んで需要を見積もりたい。

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掲載 2026-09-02|発表内容は本文・原典で確認

関西の家庭DR、エコキュートを再エネ余剰時間へ自動シフト

関西電力は、家庭向け需要シフト型DRを10月1日から11月22日まで実施し、9月1日に参加募集を始めた。夜間に通電するエコキュートなどを指定時間へ移し、対象料金メニューに応じてシフト量1kWh当たり5または15ポイントを付与する。利用者の手動操作に加え、Nature Remo Eシリーズやパナソニックのクラウド連携による自動制御も対象となる。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
小売・アグリゲーターは、下げDRだけでなく再エネ余剰時の需要創出を家庭機器で運用する実績を蓄積できる。事業性は参加世帯数だけでなく、機器接続率、制御成功率、シフト量の測定方法、ポイント原価、利用者の給湯利便性への影響で評価したい。

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掲載 2026-08-27|発表内容は本文・原典で確認

家庭用冷蔵庫を需給に合わせて自動制御するDRを10月開始

東京電力エナジーパートナーとパナソニックは10月1日から、DR対象時間に合わせて対応冷蔵庫をアプリ経由で自動制御する。節電だけでなく再エネ余剰時の負荷創出にも使い、参加者には家庭全体の調整量に応じてポイントを付与する。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
家庭DRが都度の手動操作から、メーカーアプリを介した継続的な自動制御へ進む。事業性は対応家電台数、制御成功率、計測・通信費、顧客離脱率、家電メーカーと小売の収益配分で評価する必要がある。

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掲載 2026-08-27|発表内容は本文・原典で確認

JERA、AI計算処理を時刻・拠点間で動かす需要制御技術へ出資

JERAは米Emerald AIへ出資した。同社はデータセンターのAI処理を時間帯や拠点の間で移し、サービス品質を維持しながら系統状況に応じて消費電力をリアルタイムに調整する技術を開発している。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
データセンター需要を固定負荷ではなく調整可能な需要として扱える可能性がある。国内適用では、電力価格や系統混雑を制御信号へ結び付ける方法、計算処理のSLA、DR効果のベースライン、需要家と電力側の便益配分が契約設計の焦点になる。

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掲載 2026-08-26|発表内容は本文・原典で確認

2MW・8MWh級の蓄電所4拠点、複数エリアで順次運転開始

ブルースカイエナジーは、ヒューリックと開発した姫路市、大崎市、みやき町、中津市の4蓄電所が2026年6~8月に順次運転を始めたと公表した。各設備は出力2MW・容量8MWhで、運用担当は案件ごとにShizen Connect、東芝、GridBeyondへ分かれる。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
同規模設備を複数エリアへ展開しつつ運用会社を使い分けることで、設備仕様と市場運用の成果を切り分けて比較できる。投資家は売上だけでなく、入札率、制御成功率、劣化、停止率、手数料控除後利益を運用会社別に追う必要がある。

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掲載 2026-08-25|発表内容は本文・原典で確認

低圧蓄電池を30件以上束ねる市場運用受託を全国へ拡大

デジタルグリッドは、蓄電池アグリゲーションの対象に低圧系統用蓄電池を加える。受託は30件以上を条件とし、沖縄・離島を除く全国でメーカーを限定せず対応する。低圧設備は2026年3月から一定条件下で需給調整市場へ参加可能になった。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
事業性は個々の蓄電池性能だけでなく、30件以上を確保する営業力、異なるメーカーとの接続性、通信・制御成功率、欠測対応、市場収益の配分で決まる。設備オーナーは手数料だけでなく実運用成績と障害時の責任分界も比較したい。

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掲載 2026-08-05|発表内容は本文・原典で確認

東急パワーサプライ、13kWh家庭用蓄電池を無償貸与し遠隔制御

東急パワーサプライは、東京都の補助事業を活用し、対象家庭へ容量13kWhの蓄電池を無償貸与するプログラムを始めた。太陽光発電を設置していない戸建て住宅などを対象に、市場連動型の料金と遠隔充放電制御を組み合わせる。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
初期費用を抑えて家庭蓄電池を集約できれば、卸価格差や需給調整価値を需要家還元へつなげられる。事業性は、顧客獲得費、電池劣化、制御可能量、市場価格、契約終了時の設備扱いに左右される。

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掲載 2026-08-05|発表内容は本文・原典で確認

デジタルグリッド、運用中の系統用蓄電池が150MWを突破

デジタルグリッドは、同社が運用する系統用蓄電池の合計出力が7月末に150MWを超えたと公表した。サービス開始から約1年7カ月で規模を拡大し、複数メーカーの設備を束ねて卸市場や需給調整市場などで運用する。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
運用規模の拡大は、入札・監視・制御を共通化するアグリゲーションの経済性を高める。資産保有者は、運用実績、可用率、劣化管理、メーカー間の制御差、収益配分を比較して委託先を選ぶ必要がある。

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掲載 2026-08-02|発表内容は本文・原典で確認

HEXAと東京ガス、福島の202.1MWh蓄電池で20年契約

福島県で計画される49.7MW/202.1MWhの系統用蓄電池について、東京ガスが20年間の運用権を取得する契約をHEXA Energy Servicesと結んだ。資産の保有・保守はHEXA側が担い、運転開始は2029年度を目標とする。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
長期トーリングは、蓄電池の資産保有と市場運用の役割を分け、融資可能性を高める手段となる。契約では、劣化・可用率、系統制約、市場制度変更、収益配分、交換投資の責任を明確にする必要がある。

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掲載 2026-07-25|発表内容は本文・原典で確認

東京都の家庭DR事業、東電EPが登録事業者として参加

東京都の家庭DR事業で、東京電力エナジーパートナーがアグリゲーターとして登録された。新設機器を遠隔制御へ提供する需要家は、蓄電池で10万円、エコキュートで8万円の追加補助を受けられ、既設機器からの参加には4,000ポイントが付く。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
家庭設備販売が機器単体から補助金と継続制御契約の組合せへ移る。小売は獲得件数だけでなく、制御成功率、継続率、利用可能調整量を顧客単位で管理したい。

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掲載 2026-07-23|発表内容は本文・原典で確認

低圧系統用蓄電池、2028年までに1,000機を束ねる計画

低圧系統用蓄電池の販売から市場運用までを共同で手掛けるため、Tensor Energyとグリーンロードエナジーが協業を始めた。運用集約はTensor Energyが担当し、2028年までに1,000機を束ねる目標を掲げる。これは将来計画であり、稼働済み台数ではない。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
小規模設備を多数束ねるモデルでは、連系期間の短さを生かせる一方、通信品質、故障率、入札・精算事務が収益性を左右する。台数目標とは別に実運用率を追う必要がある。

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掲載 2026-07-23|発表内容は本文・原典で確認

FIP転換太陽光の併設蓄電池、一次調整力取引を開始

オムロン フィールドエンジニアリングとE-Flowは、FITからFIPへ転換した高圧太陽光の併設蓄電池を使う一次調整力取引を開始した。第1号案件は長崎県平戸市で5月27日から運用している。

制度との関係(編集上の整理)
蓄電池のkW(出力)とkWh(容量)を分け、残量、効率、劣化、複数市場で同時に使える範囲を管理します。

事業上の確認点
FIP転換案件の収益源が卸市場だけでなく調整力へ広がる。電池劣化、予測誤差、調整力供出の機会費用を一体で評価する必要がある。

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この制度に関する新着一覧 →

データから見る背景

研究から得られる補助線

先行文献で社会課題を整理し、4分類30テーマの有識者ヒアリングと海外事例調査を通じて、エネルギー需要側政策との接点を検討しています。|公表 2026-08-28| 対象年度 令和7年度

需要側の行動変容を促す政策アプローチ

研究が示すこと(掲載済み要約)
需要側施策は省エネ量や料金だけでなく、健康、防災、貧困、地域、サイバー等の便益を政策形成やモデル事業へ組み込む余地があると整理しています。

この制度で考える問い
需要家向け施策の効果を、削減量・CO2以外の便益まで誰が測定し、どのKPIで説明するか。

前提・限界
社会課題30テーマと選定された海外事例・ヒアリングに基づく政策案で、個別施策の費用対効果や実現可能性を実証したものではありません。

著者・原典・実務との接点 →
2040年の電源・貯蔵・DRを複数シナリオでモデル試算・感度分析し、採算性、系統制約、長時間蓄電の海外動向も調査しています。|公表 2026-08-25| 対象年度 令和7年度

2040年の系統用蓄電・DRの導入可能性

研究が示すこと(掲載済み要約)
モデルでは2040年の系統側蓄電池容量が2.7~9.6GWとシナリオで開き、変動性再エネ量と蓄電池コストの影響が大きいと示しています。

この制度で考える問い
蓄電池コスト、市場収入、再エネ比率、接続制約が変わったとき、投資回収と必要容量はどこまで動くか。

前提・限界
複数シナリオのコスト最適化モデルであり、将来の技術革新、制度変更、個別案件の接続条件を予測するものではありません。

著者・原典・実務との接点 →
関連する研究をすべて見る(28件)
国内外文献、事業者アンケート・ヒアリング、収益性・系統連系データ分析により、家庭・業務産業・系統用蓄電の市場と制度課題を整理しています。|公表 2026-08-25| 対象年度 令和7年度

定置用蓄電システムの普及課題

研究が示すこと(掲載済み要約)
業務・産業用では複数用途の組合せに採算性向上の余地がある一方、系統用では連系長期化と工費・工期、サイバー・安全規格が主要論点と整理しています。

この制度で考える問い
候補案件ごとに、連系回答から運開までの幅、追加工事費、複数市場収入、サイバー・安全要件を誰が承認するか。

前提・限界
市場・コスト・収益性は調査時点の前提と回答サンプルに依存し、案件の立地、系統、価格、設備仕様によって結果が変わります。

著者・原典・実務との接点 →
分散型電源・アグリゲーター等を対象に、公開インシデント、運用保守サプライチェーン、米英日規制、情報共有、リスク点検手法を比較しています。|公表 2026-08-05| 対象年度 令和7年度

電力分野のサイバーセキュリティ対策

研究が示すこと(掲載済み要約)
分散型電源のIoT化と制御主体の増加により制度対象外の機器・事業者が生じ得るとして、機器・提供者認証や対象拡大などを施策案に挙げています。

この制度で考える問い
接続・調達・制御する分散型リソースについて、資産、責任者、更新経路、緊急停止手段を把握しているか。

前提・限界
公開事例と制度比較を基にした施策検討で、個別設備の脆弱性診断ではなく、記載された施策案も確定した規制ではありません。

著者・原典・実務との接点 →
2022年冬・2023年夏の家庭・事業者アンケートを一般送配電事業者の需要データ等と組み合わせ、節電、下げDR、上げDRの効果を分析しています。|公表 2026-07-31|過年度報告書の新規公表 対象年度 令和5年度

電力の需要管理を高度化する

研究が示すこと(掲載済み要約)
下げDRは分析した3プログラム全てで消費低減、上げDRは2プログラム全てで需要創出を確認し、参加者拡大と対象・インセンティブ設計が総効果を左右すると整理しています。

この制度で考える問い
自社のDRは、どの時間帯の何kWを、どの顧客層から、いくらの獲得費で動かす設計になっているか。

前提・限界
令和5年度事業の報告書が2026年7月31日に新規公表されたものです。需要データは主に2023年9月までで、個別プログラムのサンプルと条件にも依存します。

著者・原典・実務との接点 →
地域金融機関と支援機関の計259機関による連携体制を組織し、活動分析、支援ツール、セミナー等を実施した事業報告です。|公表 2026-07-28|過年度報告書の新規公表 対象年度 令和6年度

中小企業の省エネ支援を地域連携で広げる

研究が示すこと(掲載済み要約)
中小企業の省エネ支援では、社内体制、人材育成、支援機関連携、実務事例の横展開が継続課題と整理しています。

この制度で考える問い
中小企業顧客が診断後に設備更新まで進めるための専門家、金融、施工、補助制度の連携経路があるか。

前提・限界
令和6年度事業の報告書が2026年7月28日に新規公表されたもので、現在の参加機関数や支援状況そのものではありません。因果効果も一律には示しません。

著者・原典・実務との接点 →
130kW級GPUクラスタの5日間・22イベント実証と、米国2拠点間の推論負荷移送試験です。|公表 2026-06-23|プレプリント(査読前)

AIデータセンターの計算負荷を電力の柔軟性へ変える

研究が示すこと(掲載済み要約)
GPUクラスタで秒~分単位の負荷削減と数時間の抑制を実証し、優先度の低い計算処理や拠点間の負荷移送を使えば、重要ジョブのサービス水準を保ちながら一定の電力応答を提供できる可能性を示しています。

この制度で考える問い
受電点で保証できる削減量・継続時間・回復時リバウンドと、計算処理SLAを同じ契約条件にできるか。

前提・限界
130kW級の限定的なクラスタと短期間の試験で、施設全体の冷却負荷、長期信頼度、ギガワット級施設への外挿、日本の系統サービス要件は検証されていません。企業・製品関係者を中心とする査読前論文です。

著者・原典・実務との接点 →
CAISOの2024年日前価格からシナリオを作り、32MWh・8MWの蓄電池をmean-CVaRの線形計画で分析しています。|公表 2026-06-12|プレプリント(査読前)

蓄電池の入札価格をSoC・不確実性・リスクから読む

研究が示すこと(掲載済み要約)
蓄電量が少ない局面では将来の高価格に備えて放電を控える価値が高まり、売り入札価格が上がり得る一方、満充電に近い局面では不確実性が売り入札を下げる場合もあると示しています。リスク回避は入札曲線を複数の価格帯へ分ける方向に働きます。

この制度で考える問い
蓄電池の入札・運用ルールで、期待収益だけでなくSoC別の機会費用と下方リスクを説明できるか。

前提・限界
CAISOのエネルギー裁定を扱う価格受容者モデルで、需給調整・容量市場、市場影響、日本の30分商品やインバランス制度は含みません。査読前の研究です。

著者・原典・実務との接点 →
スイスの77母線低圧系統上のPV・ヒートポンプ・蓄電池・EVを、日前市場とaFRR市場の二段階確率最適化で検証しています。|公表 2026-05-04|プレプリント(査読前)

VPPの複数市場最適化をシナリオ爆発なしで解く

研究が示すこと(掲載済み要約)
不確実性をスペクトル表現へ置き換える手法は、シナリオベースの比較対象に近い入札結果を保ちながら、検証条件では計算量とメモリを大幅に減らしました。制約違反率も別サンプルで点検しています。

この制度で考える問い
ゲートクローズまでに再計算できる時間内で、複数市場と配電制約の不確実性をどこまで表現するか。

前提・限界
不等式制約は近似で、独立した不確実性と線形・二段階モデルを前提とします。スイス市場の1日を対象とし、一部価格は代替データなので、日本市場への適用には再検証が必要です。査読前の研究です。

著者・原典・実務との接点 →
マカオの充電記録10,040件とNYISO価格を組み合わせ、EVの限界機会価値に基づく5分粒度の入札を31日間検証しています。|公表 2025-10-01|プレプリント(査読前)

EVアグリゲーターの短時間予測とリスク別入札

研究が示すこと(掲載済み要約)
限界機会価値から段階的な価格・数量入札を作る方式は、検証条件で無制御充電より費用を抑えました。完全予測を仮定した感度分析では、直近30~60分の価格情報が削減余地の多くを占め、リスク回避を強めると積極的な充放電と劣化費用が減りました。

この制度で考える問い
実際の接続セッションとV2G同意率を使い、30~60分先の更新でどこまで収益と顧客制約を両立できるか。

前提・限界
マカオの行動データとNYISO価格を組み合わせた仮想検証で、価格分布、車種、充電出力、双方向充電率に強い仮定があります。短期予測効果は完全予測を使う上限評価で、査読前の研究です。

著者・原典・実務との接点 →
英国の2小売事業者、計43,000超の顧客を対象とする無作為化比較試験。自動参加・離脱可能で、30分値の実測を比較しています。|公表 2026-10-01|

基本料金の還元でピーク需要はどこまで動くか

研究が示すこと(掲載済み要約)
British Gasの最大50%還元では、16~19時の使用量が平均0.029kWh/世帯・日減少しました。ScottishPowerでは有意な減少を確認できず、報酬増額の追加効果も確定していません。

この制度で考える問い
顧客のDR参加方式と報酬設計を考える実測の補助線です。英国の基本料金還元の試験であり、日本のDR基準値や市場参加要件の効果検証ではありません。

前提・限界
スマートメーター顧客に限定した短期試験です。事業者間で対象・設計が異なり、最大還元額の比較にも制約があります。通年の効果や長期継続は未検証です。

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豪州4地域の請求・蓄電池登録データを分析。通常請求データの提出9社は対象地域の家庭顧客の89%を供給し、VPP請求は5社から収集しています。|公表 2026-07-10|

VPPの請求額と契約リスクを分けて見る

研究が示すこと(掲載済み要約)
VPP参加者の請求中央値は低い一方、事業者・使用量ごとの差が大きく、他の商品や非参加が有利な場合もあると指摘しています。機器の互換性と退出条件が乗り換えを制約します。

この制度で考える問い
VPPの機器互換性、制御権限、退出条件と顧客便益の関係を考える観測上の補助線です。豪州の請求差・消費者保護制度を日本の権利義務や因果効果として適用しません。

前提・限界
観測上の請求差で、VPP参加の因果効果ではありません。自家消費量は取得できず、容量・加入特典等の差も残ります。設備購入費を含む投資収益とは区別が必要です。

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西豪州Project Symphonyの実施者が、計画・構築・試験段階の教訓をまとめた報告です。|公表 2024-06-24|基礎研究

VPPの制御開始と請求説明を一つの業務にする

研究が示すこと(掲載済み要約)
技術試験の遅延と請求影響の不確実性から、顧客への金銭的便益の説明が難しくなりました。制御に対する補償額は、平均で実際の制御影響を上回ったと報告しています。

この制度で考える問い
顧客・設備・制御・請求を対応付ける業務設計の教訓です。西豪州実証の実施者報告であり、日本の市場資格や確定利益を示しません。

前提・限界
実施者の振り返りで、対照群のある効果測定ではありません。西豪州WEM向け実証であり、補償や運用の商用採算を一般化できません。

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米国の需要柔軟性148プログラム・93料金を収集した資料分析。ウェブ情報は2022年、規制報告は主に2021年実績を対象としています。|公表 2024-08|基礎研究

DRの商品比較には参加・実績の共通定義が要る

研究が示すこと(掲載済み要約)
登録数を確認できたのは148プログラム中27件、イベント参加数は13件でした。参加者の数え方も異なり、制度設計と成果の違いを結びつけるデータが不足しています。

この制度で考える問い
登録、実参加、発動回数、削減量を分けるデータ定義の補助線です。米国の選定プログラムの観測であり、日本市場のアセスメントや精算ルールを定める資料ではありません。

前提・限界
米国全件の網羅ではなく、EV充電や行動のみのDR等は対象外です。制度間の因果的な優劣や、日本での削減単価を示す研究ではありません。

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実系統・実機と机上検証を組み合わせた実施者自己報告。運用可能性の根拠であり、対照群付きの効果推定ではない。|公表 2025-07-15|基礎研究

DERの混雑緩和は、需要家側の制御優先順位で成否が変わる

研究が示すこと(掲載済み要約)
那須塩原の実系統で仮想的な混雑を設定し、複数DERの応動を検証した。成功例の一方、需要家蓄電池でピークカットを優先すると指令要件を外れた。

この制度で考える問い
需要家側のピークカット、SOC、通信と系統側の指令が競合する条件を確認する国内実証です。試験用の応動要件を現行市場の共通要件と同一視しません。

前提・限界
実施者による19日間の実証報告。混雑は運用容量の仮想設定で模擬し、無作為比較による因果効果や通年の収益性は示していない。制御パターン②では全リソース合計が要件を満たさない日も多かった。

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実系統・実機の継続実証と基準値の比較検討をまとめた実施者報告。新年度の観測結果と、未実施の設計・準備項目を区分する。|公表 2026-07-23|

DERの供出量は、基準値と制御の遅れを含めて決める

研究が示すこと(掲載済み要約)
2025年度の那須塩原実証では、系統用蓄電池の立ち上がり遅れやEVの接続台数・空き容量不足で応動不足が生じた。需要家蓄電池では、冬季の需要増により上げDRの余地が減った。

この制度で考える問い
2025年度の国内実証から、指令の立上り・接続台数・季節別余力・基準値の管理を考える補助線です。試験用商品と現行の需給調整・容量市場の要件は別で、未実装の精算等を稼働済みと扱いません。

前提・限界
実施者による特定配電系統の試験報告で、混雑は運用容量の仮想設定で模擬した。基準値比較は定性的で、通年の成功率や収益改善を示していない。精算や募集画面、低圧給湯器と蓄電池の同時制御には検討・準備段階の項目がある。付録p.24以降の2025年報告の再掲を新成果には含めていません。

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250人超との対話を含む共同設計と追加費用の概算です。参加企業の設計参加費は工数仮定、接続実装費はAEMO費と既存事業の比率から推計し、各社実額の調査ではありません。金額はFY26実質豪ドル。|公表 2025-04|基礎研究

データ連携基盤は参加企業の接続費も見積もる

研究が示すこと(掲載済み要約)
豪州のCERデータ交換基盤の共同設計では、既存基盤を再利用する前提で、追加導入費を2年間で2,440万豪ドル(FY26実質価格)と試算した。うち1,570万豪ドルは参加企業側の設計参加と接続対応の費用だった。

この制度で考える問い
DERを束ねる共通基盤の設計で、運営者だけでなく参加企業の接続・業務変更費も確認する比較材料です。豪州の共同設計に基づく概算であり、日本での制度採用や商用の費用削減実績ではありません。

前提・限界
共同設計段階の概算で、商用運用の費用削減実績ではない。既存MITE基盤の費用や、交換方式にかかわらず必要なDER管理・ネットワーク制約の計算等は対象外。各社の条件で費用は変わる。

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千葉県船橋市の高圧一括受電マンションで、月消費量・世帯人数等による層別無作為割付を実施。30分計量値による前後差の群間比較を行い、世帯クラスタのロバスト標準誤差で評価した。消費量分析は491世帯、初年度夏は224世帯です。|公表 2015-09|基礎研究

節電サービスの効果は、世帯単位のばらつきまで見る

研究が示すこと(掲載済み要約)
船橋の集合住宅での無作為化実験では、30分逓増料金・見える化・レポート・アラートを併用した群の初年度夏ピーク需要が11.6%減少した。従来料金に情報提供を加えた群の4.0%減少は、世帯内の相関を考慮すると統計的に有意ではなかった。

この制度で考える問い
料金と情報提供を組み合わせた顧客DRの効果検証に関する国内RCTです。2013~2014年の任意参加マンション世帯の結果で、施策単独や全国・現行市場の効果へ拡張しません。

前提・限界
2013〜2014年に任意参加した新築マンション世帯の実験で、謝礼や調整金がある。複数施策の組み合わせの効果を、レポート単独の効果と扱えない。翌夏の一部結果は有意でなく、数年以上の継続効果は未検証。

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NEM本土州の7参加者・8ポートフォリオ、約7,150顧客の実証。事象時の応答と5分単位の実績・予測・機器データを収集し、設定誤り、通信、API連携の運用課題を検証した。登録容量は2021年8月時点。|公表 2021-09-15|基礎研究

VPPの供出前に通信と機器設定の状態を確認する

研究が示すこと(掲載済み要約)
豪州AEMOの8ポートフォリオ・登録容量31MWのVPP実証では、機器更新後の設定や制御値の誤りで周波数調整の応答不足が起きた。通信切断によるデータ欠落も観測され、一部の参加者は設定の日次確認などの対策を導入した。

この制度で考える問い
VPPの登録容量と、設定・通信を確認した供出可能量の違いを扱う初期実証です。2021年の豪州FCAS/APIの報告を日本の現行市場要件や設定値に置き換えません。

前提・限界
2019~2021年の初期実証で、参加資源はすべて蓄電池。個別不具合と対策を報告したもので、対策による失敗率の改善を対照群と比較していない。通信欠落率や設定値を日本の運用基準へ移さない。

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2017年10月開始のNSW需要応答実証。商工業部門は3年目12社37地点で、半年ごとの試験と2020年1月23日・31日の2回の実発動を報告。顧客の参加確認とメーター実績、当時のAEMOベースラインにより運用を検証した。|公表 2021-05|基礎研究

災害時はDRの参加不能が同時に起きる前提で組む

研究が示すこと(掲載済み要約)
豪州AGLの2020年1月の森林火災時には、水道・通信などの需要家が緊急業務を優先し、DRへ参加できなくなった。AGLは1月23日の発動前に供出可能量の申告を20MWから12MWへ下げ、発動後には10MWへ見直した。

この制度で考える問い
災害時に需要家の重要業務とDR供出が競合し、同時に参加不能となるリスクの基礎事例です。豪州RERTの申告・発動・ベースライン実績を分け、日本の必要予備率や市場要件を導きません。

前提・限界
一事業者の商工業向け実証と2回の実発動の報告で、災害の因果効果を対照群と比較していない。測定されたDRには営業時間や気温を十分に反映しないベースラインの影響もあり、申告量と実測削減量は同じではない。

著者・原典・実務との接点 →
2024年10月に始まった14か月の実証。AGL34件、Engie72件の参加登録について、配電網側の送電上限と小売側の市場価格に応じた制御を二つの接続方式で試した。本記事は蓄電池併設設備の運用事例と設備情報の管理を扱う。|公表 2026-09-08|

太陽光の出力制御は蓄電池の増設後も確かめる

研究が示すこと(掲載済み要約)
南豪州のMarket Active Solar実証では、太陽光だけを想定した出力制御を蓄電池併設住宅にも適用した。一部の住宅では蓄電池が満充電になると、制御指令中でも系統への送電が再開した。参加後に蓄電池を追加した住宅もあった。

この制度で考える問い
契約後の蓄電池増設を設備台帳へ反映し、太陽光・蓄電池の相互作用と住宅全体の送電を再検証する実証教訓です。豪州の接続・通信規格や報酬を、日本の市場要件や達成率へ置き換えません。

前提・限界
実施者がまとめた実証の教訓で、独立した効果検証ではない。異なる蓄電池で挙動が違った事例から、特定メーカーや全設備の不具合率は推定できない。全国規模の採算や商用サービスの品質を証明した資料でもない。

著者・原典・実務との接点 →
実証関係者からの情報提供に基づき、ARENAの委託を受けたGrids Energyが整理した事例報告。Ausgridと大学、小売・集約事業者による実証は約200顧客から約1,200顧客へ拡大し、代理事業者の制御を検証した。本記事は非対称料金の設計点検を記した第5.3節に限定する。|公表 2025-12-12|基礎研究

放電報酬は充電との往復損益まで確かめる

研究が示すこと(掲載済み要約)
豪州Project Edithでは、系統へ送る電気に変動報酬を支払い、受け取る電気には時間帯別料金を適用する配電網料金を試した。参加企業は、充電費より放電報酬が高いと充放電の繰返しを誘発し得ると指摘した。ただし、報酬獲得のためにこの設計を利用した行動は確認されていない。

この制度で考える問い
充電料金と放電報酬を一体で点検する料金設計の事例整理です。Grids Energyによる委託報告で、意図的な報酬獲得行動は確認されていません。豪州の動的配電網料金を日本の市場規則へ置き換えず、設計上の可能性と実害を分けます。

前提・限界
関係者から情報提供を受けた執筆者による整理で、独立した効果評価ではない。料金設計上のリスクを扱い、不正行動の発生率や損失額は測っていない。図の充放電は通常の家庭内活動でも説明できる。試験には模擬した系統制約と参加者が不利にならない補償があり、商用運用とは区別する。

著者・原典・実務との接点 →
全員に参加謝礼2万円と計測・表示機器の無償設置を提供する実験で、変動料金加入時の追加報酬6,000円の提示を無作為割付。実加入と時間別使用量を追跡し、報酬提示を操作変数として需要反応の異質性を推定した。最適報酬は反実仮想シミュレーション。|公表 2023-05|基礎研究(NBER改訂ワーキングペーパー)

料金プランの加入促進は、参加後の需要反応も見る

研究が示すこと(掲載済み要約)
横浜市970世帯の実験では、加入報酬6,000円を提示した群の変動料金への加入率は47.6%、提示しない群は30.8%だった。実験データを使った推定では、加入しやすい世帯ほどピーク時の需要削減も大きかった。

この制度で考える問い
料金加入への報酬提示と、加入後の需要反応を分けた国内実験です。全員への参加謝礼・機器設置、任意加入、反応差のモデル推定を保持し、現在の無補助顧客への加入率や市場供出量に転用しません。

前提・限界
2014〜2015年の横浜市の募集参加世帯で、学生・自家発電保有・ネット未利用者は除外された。需要反応の異質性や最適報酬はモデル仮定を伴う推定で、全世帯への強制加入、大規模普及、複数年の継続を実証していない。

著者・原典・実務との接点 →
東京都23区の6棟24テナントで、夏季の手動節電・自動空調制御、冬季の2棟10テナントで予熱を含む制御を実施。計測需要、推定ベースライン、室温、総務担当の節電記録、夏季の執務者調査を組み合わせた実施者報告。|公表 2015-11|基礎研究

テナント向けDRは、制御の合意と使用量増加も確認する

研究が示すこと(掲載済み要約)
都内のテナントビル実証では、冬季の2棟で予熱などを行った仕事始めの最大需要は前年より低かったが、6〜8時の使用量は40kWh・436kWh増えた。著者は、自動制御の導入に便益還元と制御範囲の契約が必要と指摘した。

この制度で考える問い
設備の所有者、利用者、操作担当が異なるDRで、制御合意・便益還元と最大需要・使用量を分ける運用事例です。少数ビルの旧実証で、現行市場の資格・ベースライン・収益を保証しません。

前提・限界
2014〜2015年の少数ビルによる実施者報告で、制御方法や対象を無作為に割り付けた比較ではない。冬季の数値は前年の仕事始めとの比較で、気象・稼働条件の影響を完全に除いていない。導入費回収や現行市場での収益は未検証。

著者・原典・実務との接点 →
FH2Rの供出可能量6,000kWと他需要リソースの供出量・応動の組合せ10条件について、最大指令を継続する条件と指令量を変える条件を比較。各3時間6コマの判定結果をシミュレーションと実証で対照した。|公表 2026-07-21|

DRの供出量は、指令変化と予測誤差で確かめる

研究が示すこと(掲載済み要約)
水素製造拠点FH2Rで、複数の需要設備との組合せ条件を想定して20日間のDR実証を行った。判定条件を満たす30分コマ数は、組合せや指令条件によって3時間中2〜6コマと異なった。実施者は、シミュレーションとの差を太陽光予測と実績の差に起因するとした。

この制度で考える問い
集約設備の供出量を、他資源との組合せ条件・指令変化・太陽光予測誤差とともに確認するDR実証です。他需要家の実機・模擬の別は未明記で、市場取引は模擬、収益は試算です。実証内の判定を現行市場の適合証明に置き換えません。

前提・限界
単一P2Gプラントで組合せ条件を変えた実施者報告で、市場取引は模擬。判定は1コマ30点のうち27点以上が指令誤差±10%以内という実証内条件。他需要家設備の実機・模擬の別は明確でなく、最大31%の増益も実現収益ではなく試算である。

著者・原典・実務との接点 →
全国の電気給湯機器保有者・電気料金選択関与者に、3つの仮想DRプランと現状維持から選ぶ設問を6問提示。条件付きロジット型の意思決定モデルを推定し、96プランの二者選択確率を試算した。|公表 2024-03|基礎研究

遠隔制御の受容性は、機器と生活時間の条件を確認する

研究が示すこと(掲載済み要約)
電気給湯機器を持つ分析対象1,588人の仮想選択では、制御する家電によって選好が異なった。前日通知などの条件を固定した試算で、月500円の電気代削減を伴う給湯機器の昼間制御を選ぶ確率は、実施日数の条件により50〜58%だった。

この制度で考える問い
遠隔制御の対象機器・時刻・通知・料金をそろえて説明するための表明選好研究です。選別後の登録モニターの仮想選択で、実加入、応動、解除・解約や市場の適合性は検証していません。

前提・限界
2024年1月の登録モニターによる仮想選択で、実加入・制御応答・途中離脱は測っていない。給湯機器保有者に限定し、同じ選択肢を選び続けた回答などを除外した。制御時刻と1契約1機器を固定し、DRの必要性の説明や付加サービスを有料と受け取った可能性が回答に影響しうる。

著者・原典・実務との接点 →
PVと実行容量8.8kWhの家庭用蓄電池を持つ電化上手契約の応募者を対象に、翌日のJEPX約定価格を制御用料金テーブルに反映する上げDRを連日実施。各世帯の実績負荷・PV発電量と初期SOCを使った通常料金制御の模擬値と比較した。|公表 2025-03-10|基礎研究

上げDRの負担補填は、基準値と精算期間をそろえて決める

研究が示すこと(掲載済み要約)
家庭用蓄電池を持つ卒FIT19世帯の3週間の上げDR実証では、通常料金で制御した模擬値との比較で6世帯の負担が増え、期間合計の増加分を全額補填した。日ごとに補填する試算では、期間合算より事業者の収支改善額が数円/日小さくなった。

この制度で考える問い
家庭用蓄電池の経済DRで、模擬基準値と顧客負担の補填期間をそろえる実証事例です。特定料金・機器の卒FIT19世帯に限り、市場で承認された精算基準や全事業採算を示すものではありません。

前提・限界
特定機種・料金プランに自ら応募した世帯の実証で、対照群との無作為比較ではない。31世帯から欠測等を除き卒FIT19世帯を分析した。基準値は模擬運転で、計量は受電点ではなく機器側のCT式。収支は当時の料金・JEPX価格等による比較で、設備費や運用費を含む事業全体の採算を示さない。

著者・原典・実務との接点 →
道路網のEVエージェントモデルに、通勤時刻・距離の確率分布を与えて平日5日を分析。到着後即充電、集中制御を仮定した逐次最適化、二つの線形近似ルールを比較した。充電必要時間から開始までの時間差を決めるルールで、対象割合を変えた感度分析を実施。勤務地を出る時のSOCは、到着後すぐ充電する基準ケース以上とする制約を置いた。|公表 2026-03-25|基礎研究

EVの一律充電制御は、対象台数と時間帯の集中を確かめる

研究が示すこと(掲載済み要約)
愛知県の通勤EV15,200台を模擬した研究では、全車に共通の充電開始ルールを適用すると13時台に充電が集中した。開始までの時間差を指定する方式では、制御対象を全車から無作為に選ぶ50%へ減らすと、PV余剰電力の吸収率が77.63%から91.14%になった。

この制度で考える問い
多数のEVへ同じ充電開始ルールを適用する際、対象割合・合成需要・出発時残量を併せて確認するモデルです。晴天を繰り返す特定条件で、50%を普遍的な最適率や市場応動の実証と扱いません。

前提・限界
晴天の日射条件を5日間繰り返したモデルで、PV出力を余剰電力とみなし、その総量をEVの総充電電力量にそろえた。自宅と勤務地に全車分の3kW充電器がある想定で、実測の削減効果や全国共通の最適制御率を示さない。天候・需要の予測誤差、費用と参加率は検証していない。

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この制度に関する研究一覧 →
当サイトの解釈・検討する問い

蓄電池・DRは計量点と指令優先まで比べる

小売が運用委託を選ぶときは、設備規模と市場名に加え、計量点、小売・発電契約者、BG、基準値方式、SOC、代替不可申請とペナルティ負担を条件表にします。契約上の最低保証と、市場の将来価格・落札量の予測を分けて比べることが有効です。

成り立つ条件・限界
企業の受電・運開・市場参入の公表だけでは約定実績や利益を証明できません。第123回の議事録、二次①広域調達の最終規程・切替日も未確認です。高圧以上の受電点向け蓄電池ガイドを低圧・機器点へそのまま適用しません。

次に確認すること
同じ30分に容量指令・調整指令が重なる運用、顧客の小売切替、計量・通信障害、補充電を含め、誰が計画・申請・精算を担当するかを確認する。

解釈の確認日:2026-10-29
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主な審議会・検討会分散型エネルギー推進戦略WG/OCCTO/EPRX
直近の確認事項EPRX 7月1日規程・取引ガイド/6月18日意見回答/小委第63回上期報告を確認
今回の変化機器点の小売・計量要件、DR基準値、容量指令の優先、SOC・重複供出・テスト時ペナルティの実務条件を追加

期限・節目

一次資料

本ページは公開された一次資料を実務向けに整理したもので、法的助言ではありません。対応時は最新の法令・告示・ガイドライン・公式資料をご確認ください。